はじめに
1,パーマの失敗とは?
2,パーマがかからなかった場合
3,パーマがすぐ落ちた場合
4,チリチリになった/傷んだ
5,思ったより強い/弱い
6,スタイリングがうまくいかない
おわりに
はじめに
失敗と言っても種類は様々です。
・パーマがかからなかった
・パーマがすぐ落ちた
・チリチリになった/傷んだ
・思ったより強い/弱い
・スタイリングがうまくいかない
など
髪質や髪の履歴によっても様々な解決方法があるのでその例をいくつか紹介していきたいと思います。
パーマがかからなかった
まず、お客様の履歴を思い出してみてください。
「ブリーチをしている」「縮毛矯正やストレートをかけた」
この場合はケミカル処理によってタンパク質が分解されパーマが本来かかりたい肉の部分が少なくなってしまっているので補充する作業が必要です。
その際にケラチンなのかCMCなのか(美容用語にて失礼します)何が足りないのかを判断し、
処理剤を使うことが求められます。
「もともと髪のハリコシが強い」
この場合はパーマ液の強さが大切になります。
僕の経験上、「髪が硬くてかからない」はありません。
あるとすれば「髪が硬くて、その時はかかったけど落ちるのが早い」です。
美容室にはたくさんの種類のパーマ液があります。
マグノリアにも様々なメーカーのパーマ液が常時20種類くらいあります。
特性がそれぞれあるので強い髪質に対応するパーマ液をセレクトすればパーマはかかります。
その際に薬液だけの力で曲げるのか、熱の力を使うのか、時間をかけるのか・・・
いろいろある選択肢の中から最適を選ぶ経験が必要になります。

パーマがすぐ落ちた場合
よく「パーマかけたその日はシャンプーしないほうがいいのでしょうか?」
と言った質問を受けますが
僕は「問題ないですよ」とお伝えさせて頂いています。
理由1
スタイリング仕上げをワックス等でした場合、髪についたまま寝るのが良くない
(引っかかるとダメージに 枕について顔につくと肌荒れの原因になる 不快)
理由2
その日にシャンプーをして無くなってしまうようなパーマはそもそもかかっていない)
もしパーマが落ちて髪にダメージがあまりないようであれば大抵のデザインのパーマをかけ直すことは可能です。
またドライ時に伸ばしすぎてしまっている可能性もあるので水で濡らして揉み込んでみてパーマが戻るようであればまだ大丈夫です。
スタイリングのやり方に工夫が必要なので今後動画等を差し込みたいとおみます!
チリチリになった
チリチリ=薬剤が過剰に反応してしまった状態
原因としてあげられるのが
・ベースの髪がもともとかなり傷んでいた
・薬剤のパワーが強すぎた
・時間をおきすぎた
・細すぎるロッドでかけた
(この場合はチリチリというよりはグリグリの印象かもしれません)
などです。
この場合の解決方法は、傷んでいる部分をカットするかパーマ落としの弱い薬で治す方法です。
このパーマ落としを使う場合は薬剤知識と経験が必要です。
僕が担当させていただいたお客様に実際に強くネジパーマをかけて(狙いで)それを落としながら
ナチュラルな大きいパーマにチェンジしたデザインを是非ご覧ください。
不安な方は是非一度ご相談ください。
思ったより強かった
まずは最初のカウンセリングで意思疎通をすることが大切です。
イメージを伝えるのに自信がない方はビジュアルを持っていくのも良いと思います。
その際に担当の美容師さんがお客様自身の髪質や長さ、毛量との違いや仕上がりの印象、使うスタイリング剤などをレクチャーしてくれると思います。
その上で強かった場合は
朝髪を濡らしてドライを引っ張りながら乾かすことで解決できるケースが多いです。
その場合に乾かした後につけるスタイリング剤の水分量が多いとパーマが過剰に戻ってしまうので少ない水分量のワックスを使ってみてください(ドライ過ぎるものはNG)
また
弱い場合は朝濡らしてからワックスムースを揉み込み自然乾燥かジェルを握りながらフォルムを整えて自然乾燥でも形状が出ます。
どちらも艶感やウェット感が出るので苦手な方はパーマをかけ直すことをお勧めします。
スタイリングがうまくいかない
僕がメンズカットパーマが多い理由にスタイリングがやりやすいがあります。
自信を持って言えるのが再来店した際にお客様自身が自分で作ってくるヘアがカッコいいです。
もちろん長さが伸びているので重くなったり長いところがあるものの「フォルムを作る」のが上手くなっているお客様が多いです!
僕のお客様のスタイリング方法はシンプルで明日から使えます。
あとはこちらがパーマの巻き方をいろいろ変えていくことで同じように乾かしてもバシッとそれぞれのデザインに決まるというのがポイントです。
裏を返すと上手くいかないスタイリングには
・カットパーマの連動性、計算式が合っていない
・スタイリングのやり方にムラがある
と言えます。
まずはスタイリング剤を美容師さんが使っているものと同じにしてみてはいかがでしょうか?
同じものであれば同じデザインができます。
スタイリング剤が変わると水分量や伸び、重量による持続力、香り、手に引っかかり方、シャンプーで流れやすいか・・・など様々な条件が変わるので同じものがお勧めです!

とは言え、矛盾してしまいますが
パーマヘアは「絶対ここの毛先がハネないと嫌!」などの固い考えはストレスになってしまいます。
(もちろん可能ですが)
なので今日はこんな質感もかっこいい!と思える余裕がパーマヘアと上手く付き合っていく方法です!
是非パーマスタイリングがうまくいかない方はご連絡ください。
おわりに
ご覧頂きありがとうございました!
パーマはお客様の朝を楽にして、自信をつけてくれる技術です。
かけたことがない方も不安な方も丁寧にご説明させていただきます!

美容業界誌にて、トップデザイナー12人に
メンズカットコンテストにて審査員賞に選出されたスタイリスト DAISUKE
男性の顧客率が50%を誇る「MAGNOLiA ディレクター」の DAISUKE。
ご指名下されば、髪の悩みや希望を叶えつつ、ご自宅での再現性も簡単な オーダーメイドのヘアスタイルを作ります。 特にパーマを用いたデザインが好評で、床屋の世界にはない 男の色気やクール感を印象付けるニュアンス力の高いデザインに仕上げます。