「ブリーチしてるからパーマは無理…」そう思っていませんか?特に、流行りのボブスタイルで軽やかで動きのあるフルウェーブを手に入れたいのに、ブリーチ毛特有のダメージやチリつきが心配ですよね。
適切なレングス設定と特殊なロッド構成、そして進化したケア剤を駆使すれば、ブリーチ履歴のある髪でも美しいパーマスタイルを楽しむことが可能です!
1. 最適なボブレングスと「ワンカールベース」パーマの技術論

ブリーチ履歴のある髪は熱や薬剤の負荷に弱いため、パーマをかけるボブのレングスは、極端なショートよりも鎖骨ライン〜あご下のミディアムボブがおすすめです。毛先のダメージ部分を整えつつ、パーマの動きが際立ちます。 このパーマ成功の鍵は**「ワンカールベース」**の考え方です。 ブリーチ毛にパーマをかける際、最も懸念されるのがウェーブの**中間部分のチリつき(ビビリ毛)**です。これは、パーマ液が髪の空洞化した部分に過剰に作用することが原因です。

そこで、ウェーブ全体を細かく巻き込むのではなく、ロッド構成の重なりを利用して、パーマのベースを「大きなワンカール」の連続で作ります。 • ブリーチパーマ特有のチリつきを防ぐ: 太めのロッドを中心に使い、一つ一つの巻きを**「大きなワンカール」で構成。このワンカールの重なり**が、意図的に髪に負荷をかけすぎず、毛髪の芯を保ったままゆるやかで均一なウェーブを生み出します。
2. 【ダメージ対策】進化系ケア剤(ブレックス剤・ガード剤)の徹底活用
ブリーチ毛へのパーマ成功の秘訣は、パーマ薬剤の選定と前処理・後処理の徹底にあります。
• 弱酸性の優しい薬剤選定: ブリーチ毛にアルカリ性の強いパーマ液は厳禁です。毛髪と同じ弱酸性のパーマ液を選定し、キューティクルへの負担を軽減します。
• 補強剤・ブレックス剤(プレックス剤)の活用: 毛髪の結合を保護・強化する**ブレックス剤(ガード剤)**が不可欠です。
• 施術前: ダメージが特に大きい部分にガード剤を塗布し、パーマ液から髪を保護する盾を作ります。
• 薬剤塗布時: パーマ液に**ブレックス剤(毛髪強化剤)**を混ぜることで、ダメージを最小限に抑えながらパーマを進行させます。髪内部の結合を安定させることで、ウェーブの弾力性を高めます。
3. 「ワンカールの重なり」が作る再現性の高いフルウェーブ
この「ワンカールベース」のロッド構成によって作られたウェーブは、大きなカールが連なる構造のため、ブリーチ毛でも再現性の高いフルウェーブを実現します。
• 弾力と柔らかさの両立: ブレックス剤で髪の芯が守られているため、ブリーチ毛とは思えないハリとコシを保ちつつ、ゆるやかで柔らかいウェーブが出ます。
• スタイリングが楽に: ゆるやかな大きなカールがベースなので、ご自宅でのスタイリングも比較的簡単で、パーマの持ちも良くなります。
ブリーチ履歴があっても、適切なレングス、ダメージを抑えるワンカールベースのロッド構成、そして最新のブレックス剤やガード剤による徹底的なケアを行えば、憧れのフルウェーブボブは夢ではありません。
最後に
この記事を書いたのはstylistのSHOTAです!!

日々サロンワークで、ブリーチ、かかりずらい髪、縮毛矯正履歴、ブリーチ&縮毛矯正履歴パーマやブリーチ履歴縮毛矯正など多数担当させて頂いております!!
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