CARE BLOG
今回は僕がが自信をもっておすすめするパーマ技術「エアウェーブ」について、その深部に迫る専門的なお話をさせていただきます。 「熱を使わないデジタルパーマ」と称されることもあるエアウェーブですが、そのメカニズムは全く異なります。
エアウェーブは、熱ではなく「空気」と「温度」を巧みに利用し、髪の構造を変化させることでカールを定着させます。
エアウェーブの核となる「ガラス化」とは?
パーマの仕組みは、髪の内部にあるタンパク質の結合を切断し、カールをつけた状態で再結合させることです。しかし、この結合を再構築する際に、髪の内部で水分子がどのように振る舞うかが非常に重要になります。
エアウェーブは、専用の機械で温風と冷風を交互に送り込むことで、髪の内部にある水分子を特殊な状態に変化させます。この状態を「ガラス化」と呼びます。
通常のエアウェーブは、ガラス化のプロセスを1回行いますが、私たちは、この工程を2回繰り返すことで、さらに上質なカールと持続性を追求しています。
この「ダブルガラス化」というプロセスは、髪の内部構造をより強固に、そしてしなやかに再構築する独自の技術です。
これにより、まるで生まれつきのくせ毛のような、自然で柔らかいカールが実現します。
「ダブルガラス化エアウェーブ」の仕上がりを、さらに美しく見せるための、カラーとの関係性についてお話しさせていただきます。
「パーマをかけるとカラーがくすんでしまうのでは…?」
そんなご心配をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的なパーマでは、アルカリ性の強い薬剤を使用することが多く、これが髪のキューティクルを開き、内部の色素を流出させてしまうことがあります。
これにより、パーマ後の髪がパサつき、カラーの色味もくすんで見えがちでした。
しかし、ご安心ください。エアウェーブは、そのメカニズムと使用する薬剤の特性上、髪本来の透明感を損なうことなく、パーマとカラーの美しい融合を可能にします。
エアウェーブがくすみを防ぐ理由
エアウェーブは、アルカリ性の薬剤の使用量を最小限に抑え、熱ではなく空気の力でカールを定着させます。これにより、キューティクルへの負担が少なく、髪の内部の色素が流出しにくいという大きなメリットがあります。
また、マグノリアが使用するエアウェーブ用の薬剤は、髪に優しい弱酸性や中性のものが中心です。これらの薬剤は、髪のpHバランスを急激に変化させないため、パーマ後の髪が健康な状態を保ちやすく、カラーの色味がクリアに映えるのです。
パーマでくすむどころか、透明感がアップ!
エアウェーブでかける「柔らかく風になびくカール」は、光を乱反射させずに、自然なツヤと透明感を生み出します。
特に、グレージュやベージュ系のカラーと組み合わせることで、まるで外国人のような柔らかく透明感のある髪質を演出できます。
パーマとカラーは、どちらかを選ぶのではなく、両方を組み合わせて楽しむ時代です。マグノリアでは、お客様のなりたいイメージに合わせて、エアウェーブとカラーの最適な組み合わせをご提案させていただきます。